こんにちは、ゆくゆく(@yukuyukuhappy)です!
仕事ができる人、憧れますよね?
同じようにスタートラインに立って走り出したはずなのに、気が付けばあの人は手の届かないような場所に行ってしまった。
そんな経験、ありませんか?
もちろん誰かと比べる必要なんてないと、ゆくゆくは考えています。
ですが、もしもあなたが自分の現在地に苦しんでいるのだとしたら。
その時は一度、今あなたが抱えている考え方について触れてみるのもいいのかもしれません。
この記事では、すぐに動ける人の特徴・動けない人の特徴について紹介していきます。
目次


家でダラダラ過ごすだけなのも退屈だなぁ。
クマでも働けるお仕事とか無いのかしら。
求人サイトでも見てみるかぁ~……んん!!??


出たっ!!まさかの神案件…!!

これ、応募するしかないやつじゃない?

ん~、でも、もうちょっと考えてみようかなぁ。
朝起きるの辛いし…。
一週間後

くまくま、アルバイト応募した~?

い、今、電話しようと思ってたんだよね!(正直めんどくさい)
…もしもし、◯△動物園ですか?クマの募集…

あ、もう締め切っちゃったんですぅぅ~。
残念でしたねぇぇぇ~。

(ぐぬぬっ…!あの時、すぐに動いていれば…!)
ホメオスタシス
生物学では、ホメオスタシス(恒常性)という言葉があります。
環境の変化によるストレスを軽減するために、身体の内側から身体機能を一定に保つようにコントロールする防御本能のこと。
『新世紀エヴァンゲリオン』の言葉を借りると、【今を維持しようとする力】 。
人間の脳は、環境の変化をあまり好ましく思っていません。
身体への負担を考えた時に、「今のままでいいんじゃないの?」と、脳が信号を送るのは真っ当な仕組みなのです。
現状維持バイアス
ホメオスタシスが生物学から見た考え方であるのに対して、心理学にも同じような考え方があります。
先の分からないリスクを選ぶことを、【今、目の前にある安定を失うこと】と認識し、現状に固執し続ける心理的傾向のこと。
未知の経験を後ろ向きに捉え、自分が経験したこと・手にしたものへの価値を必要以上に高く捉えてしまう。
茹でガエルの法則
『茹でガエルの法則』というお話をご存知でしょうか?
熱湯の鍋の中にカエルを入れると、驚いて飛び出してしまいますが、水の入った鍋にカエルを入れて火にかけるとカエルは鍋の中から出ずに最後には茹で上がってしまう、というお話です。
現状をよく思っていなかったとしても、今ある状況に留まり続けてしまって取り返しのつかないことになってしまうことの喩えですね。
これはあくまでも作り話で、実際のカエルは熱くなった段階で逃げ出します。
ですが、人間は本能的につい現状維持を選択してしまう生き物であることを押さえておきましょう。

大半の人が同じ選択肢をとる中で、ホメオスタシスや現状維持バイアスを打ち破って一歩でも行動に移すことができれば、差がつくのは自然の流れです。
すぐに行動する人と1週間悩んでからようやく行動に移す人がいれば、同じ道を進んでも1週間の差が生まれます。
後者が今見ている景色を、前者は既に経験済みです。
仕事ができる人って、語る言葉に厚みがあるように感じませんか?
それは、それだけの経験を積んだ証なのです。
人は、経験からしか語ることができません。
過去が積み重なってきたからこそ、現在があります。
経験の量は、そのままその人の糧となり肥やしとなります。
積んだ経験の量だけ、ゴールへの見えない橋を繋ぐための材料となってくれるでしょう。

ここで、先ほどの動物園のお仕事に採用されたクマ・熊川てつやさん(仮名)にインタビューしてみます。
動物園のお仕事、どうです?

※プライバシー保護のため、音声を加工しています。
なんかぁ、寝てるだけなのにサーモン食べ放題でぇ、これでお金もらえるなんて、超ラッキーみたいな感じぃ?

(ぐぬぬっ…!やっぱりあの時、すぐに動いていれば…!)

どんな物事でも考えることに時間を費やすほど、ポジティブとネガティブが同じだけ頭に浮かんできます。
そして、リスクを嫌う日本人はどうしてもネガティブなことに執着してしまうもの。
そんな時は、小さなアクションをまずやってしまいましょう。
例えば、「近いうちに身体をムキムキにしたい」と頭をよぎったのなら、すぐに床を使って腕立て伏せや腹筋を目一杯やってみる。
今自分ができるトレーニングを体験したことで、
・もっと効果的なメニューは?
・トレーニングがムダにならない食事は?
・ジムに通ったら、いくらかかるのかな?
と、次の一歩への行動欲が生まれます。
イメージは、ボルダリングです。
最初の岩場に手足をかけるから、数ある岩の中から次に手をかける岩を選び出せるのです。
行動する前に遠くの目的地を眺めてしまえば、誰でも動くことを諦めてしまうでしょう。
気が重い用事がある場合も同じです。
そういった場合はどうしても後回しにしてしまいがちですが、まずはアポイントをとってしまいましょう。
アポイントをとる前に用事に思いを巡らせたら、誰しも逃げ出したくなって動くのが遅くなってしまいますからね。
すぐに動く人ほど、相手の信頼も得られますよ!
再び、身近な例を出してみます。
あなたは今、漠然とお洒落な部屋にお友達を呼びたいと考えているとしましょう。
現在、部屋は散らかっていて、とてもお友達を呼べる状況ではありません。
あなたの頭の中には、【部屋にお友達を呼びたい】という欲求と、【部屋を片付けなければならない】という行動があります。
はたして、【欲求→行動】と【行動→欲求】、どちらの順番のほうが円滑に進むでしょうか?
欲求が湧き上がるのを待ってから行動する場合
「友達を呼びたくなったら片付けようかな!」
このように考えていると仮定します。
おおよそ予想は着くと思いますが、その時はいつまで経っても訪れないでしょう。
その時の状況や気分によっては、なかなか欲求が湧き上がってこない場合もあるため、行動に起こすまでの時間にムラが起こりやすいものです。
すぐに行動した場合
逆に、お友達を呼ぶことは一旦横に置いて、真っ先に部屋を綺麗に片付けてオシャレなレイアウトに模様替えしてみたとします。
すると、いかがでしょう?
自然と部屋にお友達を呼びたくなりませんか?
漠然とした欲求からは行動を呼びにくいですが、行動が先の場合は、それが漠然としたものであっても、その後には必ず欲求が生まれます。

行動をすれば当然、身のまわりの環境に変化が生まれます。
今まで出逢わなかった人と出逢うでしょう。
人は、お互いに影響を与え合って生きています。
出逢う人が増えれば、それだけ考え方にも広がりが生まれ、見える世界も変わってきます。
視界が変われば、今まで見えていた世界の裏側を見ることだって可能になるかもしれません。
行動に移すことができれば、あなたの人生の可能性は今よりももっと大きく広がっていきますよ!
また、フットワークが軽くなるので、失敗や過ちを引きずることも少なくなります。
【すぐに行動に移せる=すぐに頭を切り替えられる】と言い換えることもできますね。
→失敗や過ちを引きずらない。すぐに切り替えて前を向くための思考法。

あなたがもしも、「すぐに動いたほうがいいのはわかってるんだけどなぁ…」と、まだ迷いの森の中にいるのだとしたら。
ゆくゆくは、この本を薦めます。
自分を奮い立たせながら、プライドを捨ててやれることを全部やってみることで、行動力が鍛えられます。
こちらの本には、【行動をして、結果を振り返って、経験を気付く】ことの大切さが書かれています。
このトライアングルが、さらに自分の成長へのスパイラルを作ってくれますよ。

ゆくゆくは、この本から新しい考え方を教えてもらいました。
著者である伊藤羊一さんのインタビューから、前向きな考え方になるフレーズをご紹介します。
【未来を変えるためには、今日から習慣を変えること。未来を変えるためには、経験を変えること。】
(引用:朝渋TIMES)
いかがですか?
すぐに動きたくなってきませんでしょうか?

…と。
ここまで書いてきて矛盾してしまいますが、すぐに動くことが全ての物事に当てはまるわけではありません。
時には足を止めて、じっくり考えた方が良い場合もあります。
具体的には、何かをやめたい時です。
勢いで会社を辞めてしまったとしても後から撤回するのは難しいように、やめたことは取り返しがつかないことが殆どです。
また、衝動に駆られた時もじっくり考えるべきでしょう。
欲求には、衝動的なものとそうでないものに分けられます。
衝動的欲求…ストレスなどにより、心の奥では求めていないにも関わらず表面的な満足感のために咄嗟に出てしまう欲求。
依存性が高く、たとえ満たされても最終的には自己嫌悪に繋がり、幸福感は得られない。
本当の意味の欲求とは、自分の頭と心で考えてから生まれるものです。
もしも衝動的な欲求が出た時は、少し時間を空けて冷静に考えることが必要ですよ。
→【衝動買いをやめたい!】5秒でムダな買い物は減らせる。冷静に判断するための簡単な方法。

すぐに動けば動いた分だけ、多くの経験を積むことができます。
積んだ経験は、人生の目的地への橋渡しとなってくれるでしょう。
口にするのは簡単ですが、実際に行動に移すのには不安がつきものです。
人生が今よりも良くなるかもしれないし、その逆だってあり得る。
「だったら、今のままでいいんじゃないかな…?」
そう考えてしまうかもしれません。
でも、失敗もまた経験です。
人は、経験からしか語ることができません。
経験そのものが、あなたの財産になってくれますよ。
ゆくゆくは、【小さな一歩でも、きっと世界は広がっていく】という言葉を自身の合言葉にしています。
大きくても小さくても一歩は一歩です。
怖がらずに小さな一歩、踏み出していきましょう!