こんにちは、ゆくゆく(@yukuyukuhappy)です。
このブログでは、【貯蓄や資産を増やすことは、肩肘張らなくてもできるということ】【楽しく、気楽にお金を貯めていく方法】をお伝えしていきます。
皆さんは、経済圏を活用して過ごしていますか?
目次
一般的に語られる経済圏という言葉は、
“〘名〙 国際的または国内的に密接な経済関係のある一定の地域。’’
引用:コトバンク
ですが、最近はこの言葉から、
1つの企業が様々なサービス(通信サービス・インフラ・決済手段・銀行や証券などの金融・エンタメ)を提供し、それぞれに企業独自のポイントサービスを付与して連携すること。
1社のサービスのみを駆使してポイントを活用し、通常利用時よりもお得に生活ができる。
を称して、「経済圏で過ごす」という言葉を使うことが多くなっています。
代表的な経済圏といえば、楽天経済圏です。

楽天が提供するポイント・楽天スーパーポイントは、会員登録者数1億人以上の、国内No.1の規模に拡大しています。
楽天経済圏には、携帯電話や保険・銀行などの楽天グループが展開しているサービスそれぞれに、楽天市場を利用した際に付与される楽天ポイント数がUPする【SPU(スーパーポイントアッププログラム)】という、まるで必殺技のような名前のシステムがあります。
【必殺技】ですと物騒な表現ですから、【必幸技】といったところでしょうか。
ところが最近は、楽天が携帯電話事業に参入して以降、楽天経済圏の改悪の流れが止まりません。
昨年からジワリジワリと還元率を減らされるサービスが続いてきています。
やはりMVNOからMNOへの参入に伴う、楽天グループ総力戦の様相を呈した携帯基地局の全国設置で計上した楽天モバイルでの赤字の打撃が大きいようです。

昨今は、加速するキャッシュレスとオンライン決済の波に、多数の企業が各種サービスの拡充を図り、企業の数だけ経済圏ができつつあります。


乗るしかない、このビッグウェーブに。

iPhoneの行列で有名なビッグウェーブさん…!?
お得なコンテンツが増えることは、僕らにとって嬉しいことですね。
でも同時に、「実際のところ、どのサービスがお得なの…?」と混乱もしてしまいます。
牙城を崩さんばかりに強豪ひしめく経済圏業界ですが、ゆくゆく自身はまだ楽天経済圏をオススメします。
理由1:楽天モバイルは、回線が整備されている地域では最強のキャリア
総務省の主導の下、3大キャリアの料金プランは大幅に見直されました。
楽天モバイルと比較したデータは、下記サイトに掲載されています。

楽天モバイルはデータを無制限で使え(1日10GBまで)、回線速度もモバイルWi-Fiルータ並の速度があります。
さらにテザリングの利用は無料ですので、楽天モバイルのSIMカードを入れた携帯電話をWi-Fiでテザリングすればモバイルルーター代わりとしても使えますよ。
→楽天モバイル+テザリングで、1台のスマホが何でもできるモバイルWi-Fiルーターに!
ゆくゆくは楽天モバイルに申し込んだ際に、提供する端末で安価なものを併せて購入して、主にパソコンとiPhoneにテザリングして使っています。
通話料も、アプリを使うことで携帯・固定問わずどこにかけても無料ですので、極論を言ってしまうと月額3,278円(税込)で全ての通信費が賄えてしまいます。
楽天経済圏の改悪は、楽天モバイルのメリットだけで賄えると言っても過言ではありません。

痛みを負うと同時に、勝利を掴む。
名付けて、【クロスカウンター戦法】だね!
ただし、これは立地の条件があります。
楽天モバイルの2021年6月現在の設置状況は、このようになっています。

まだまだ全国をカバーできていないのが現状ですので、このメリットは限定的なものであることをご了承ください。
理由2:証券会社の中でも、SBIと並んで購入手数料無料の金額範囲が広い楽天証券
楽天証券は、ポイントを使って毎月500円分以上の投資信託を購入すれば、SPUが1%プラスになります。
ポイントのみではなく、お金とポイントを併せて500円分にすればOK。
お金を増やすためには、投資は欠かせません。
ネット証券の口座も多岐に渡りますが、その中で楽天証券はSBI証券に続いて国内2位のシェアです。

SBI証券と楽天証券だけでネット証券全体の70%を占めているので、新たに口座を開設する場合はこの二択で良いと思います。
IPOや外国株の取扱数はSBIに軍配が上がりますが、その他の内容は類似しているので、楽天証券を利用して楽天経済圏のリターンを強化することは十分に価値があります。
理由3:幅広いインフラサービス
楽天経済圏のサービスは、各経済圏と比較しても最大級です。


もしもし?あ、マルガリータのLサイズを1枚、トッピングにサーモン追加でデリバリーお願いします。

上の図を見てピザが食べたくなったの?ねぇ、なったよね?
ここに加えて、楽天でんき・ガスも加わりました。
SPUには加算されませんが、使用料金に応じて楽天ポイントを貯めることはできますので、経済圏の一輪を担ったサービスです。
→損をしないために知っておきたい、ふるさと納税のしくみ
→一生モノの思い出が作れる、ふるさと納税・体験型返礼品11選
これだけの守備範囲の広さは、楽天経済圏がまだ他の追随を許していません。
改悪は続いていますが、お得度の強さは健在ですよ。
そして楽天カードは年会費が永年無料で、国内クレジットカードのシェア率第1位です。

楽天カードは楽天経済圏へのパスポートとも言えるので、まだの方は1枚持っておくことをオススメします。
では、その他の経済圏のサービスは、どこまで拡充されているのでしょうか?
ここで、もう一度先程の表を参照して各経済圏のサービスを比較してみます。

バランスが良いのは、楽天・PayPay・auの3つです。
au経済圏

ただし、au PAY マーケットでポイント還元を受けるには、
- 電子書籍購入(毎月税込1,000円以上購入)…+1%
- au PAY ふるさと納税(毎月税込5,000円以上)…+1%
- レストラン・美容・宿泊等サービスの購入(毎月税込3,000円以上)…+1%
- au PAY マーケット ダイレクトストア/au PAY マーケット リカーショップ購入(毎月税込8,000円以上購入)…+1%
- au PAY カードでの支払い…+6%
- 利用ステージに応じて…+0〜5%
と、毎月かなりの購入費用がかかります。
経済圏で過ごすにあたって絶対に忘れてはならないことは、ポイントを得るためにお金を使わないことです。
『いつも通りの生活を過ごしていたら、いつの間にかポイントがたくさん貯まっていた。』
これを自然にできることが、経済圏には必須条件です。
ただ、いずれも自分にとって毎月必要不可欠なサービスでしたら問題はないですよ!
PayPay経済圏
続いてPayPayです。

PayPayモールでは、PayPayとyahooのアカウントを連携するだけで+4%になるのが、かなりの優遇です。
さらにヤフーカードで月30,000円の支払いをしていると+2%付きますので、日常生活を変えなくても+6%まで還元率を上げることができます。
ただ、その他のサービスに目を向けると、
- 他社への振込金額が30,000円未満…176円
- 他社への振込金額が30,000円以上…275円
- 東京証券取引所の立会時間内(9:00〜11:30、12:30〜15:00)…基準価格の0.5%
- 上記以外の時間帯…基準価格の1.0%
が発生します。
また、通信事業でも楽天モバイルが上記の通り最強のパフォーマンスを展開していますから、総合的なバランスで楽天経済圏に軍配が上がるのではないでしょうか。
ただし、LINEがZホールディングスとの経営統合を2021年3月に発表しましたので、今後LINEが特化していた分野にPayPayが進出してくると、楽天経済圏の牙城を崩す存在になる可能性は十分考えられます。
参照:LINE株式会社
乱立し始めた経済圏の中で、下落トレンドの渦中にある楽天経済圏。
今後の楽天経済圏の鍵は、楽天モバイルが握っています。
楽天モバイル事業が軌道に乗れなかった場合には、新興経済圏が牙城を崩す日が訪れるかもしれません。
或いは、その前にLINEとの経営統合で勢いを増しているPayPay経済圏が楽天経済圏を追い抜く可能性もあります。
いずれの場合でも、大事なのは自分にとって身近なサービスを無理のない範囲で活用して心豊かに毎日過ごすことです。
決して血眼になってポイントをかき集めることに必死にならないように気をつけてくださいね!