※この記事の写真は、2013年11月に撮影したものです。
こんにちは、ゆくゆく(@yukuyukuhappy)です!
映画を観る時間、幸せですよね。
映画館でもおうちででも、映画は心を豊かにしてくれます。
ところで。
皆さんは映画を観る際に、こちらの映像をご覧になったことがある方はいらっしゃいますか?

東映の映画の冒頭に流れる、岩に波しぶきが荒々しくぶつかる、とても有名な映像です。
おそらく、多くの方が目にしたことがあるのではないかと思います。
では、ここで問題です。
こちらの風景ですが、はたしてどの場所の、どのアングルから撮影されたものでしょうか?
この記事では、東映のオープニングで使われる景色について触れながら銚子の観光について紹介していきます。
目次
幾度と目にする機会のある、この猛々しい映像。
実は、れっきとした名前がつけられています。
その名前は、【荒磯に波】。
では、荒磯に波は、どのようなコンセプトで冒頭の映像に採用されたのでしょうか?
東映株式会社は、東京映画配給が東横映画と大泉映画を吸収合併して出来上がりました。
映像に映る3つの岩は、この3社になぞらえています。
そして、そこに押し寄せる波に悠然と立ち続ける文化の象徴として、この映像が採用されました。
1951年に設立された東映は、このオープニングにこめた理念を貫き通して、60年間荒波を乗り越え続けてきたのですね。
そんな長い歴史のある荒波に磯ですが、撮影地はGoogleマップにもしっかりと載っている有名な場所なのです。
撮影地は、千葉県の犬吠埼です。
離島と山を除いた日本の平地で1番早く初日の出を迎える場所として、元旦には多くの人が訪れる場所です。
荒磯に波は、関東平野最東端の岬・犬吠埼から太平洋を拝む形で撮影されたことが分かりました。
場所が判明すると、実際に行ってみたくなりませんか?
ということで、行ってみました。
せっかく行くだけですと勿体ないので、こちらの企画を立ててみることにしました。


…。

…ど、どうしたのかな…?

これは、【JAPAN】と【じゃっぱ~ん】をかけたダジャレということでよろしいのでしょうか…?

…そんなに丁寧に聞かないで…!
犬吠埼までを都内(今回は池袋をスタートとします)から車で移動する場合、首都高速から京葉道路を経由して、2時間半(約130km)で到着します。
遠過ぎることもなく、気軽に行ける距離ですね。
2時間半の移動ですから、高速道路では休憩を取ることにしましょう。
利便性に特化している休憩スポットは、幕張PAです。
幕張PAには、NEXCO東日本が提案する新たなコンセントの商業施設・Pasarの1号店があります。

「Pasar」はパーキングエリアの「PA」サービスエリアの「SA」リラクゼーションの頭文字を意味する「R」。
SA・PAでゆったりとくつろいだ時間を過ごしてほしいという想いから「Pasar」は生まれました。
たくさんのショップやくつろげる空間をご用意してお待ちしています。
引用:Pasar

圧倒的な規模と快適なサービスが用意されたPASAR幕張のあるこちらのPAでしたら、休憩中の様々な用途を網羅しているので、安心して後半のドライブへと備えられますよ!
京葉道路から一般道に降りて車を進めると、見渡す限りの一面にキャベツ畑が広がってきます。
その景色は圧巻で、【緑色の絨毯】とも形容されます。

海に面して夏は涼しく冬は暖かい銚子は、年間の寒暖差が小さくキャベツの栽培に適しています。
銚子は春キャベツの生産量が日本一なのですが、その理由も見渡す限りのキャベツ畑から納得できますね。
踏切待ちをしていると、遠くから可愛い1両編成の電車が近付いてきました。

鉄道事業の経営難を、自虐に目一杯舵を切って話題性のある商品で乗り切り続けている銚子電鉄です。
鉄道会社にも関わらず積極的に副業を展開し、信用調査会社には鉄道会社ではなく【米菓製造会社】として登録されています。
「電車屋なのに自転車操業です!」と、臆することなく赤字を公言する姿が話題性抜群の、稀有な会社ですね。
ここまで経営状況を逆手に取る会社は、唯一無二です。
銚子電鉄の経営には、まだ見つかっていないようなビジネスのヒントが潜んでいるように感じられます。
→社長が斬る!銚子電鉄の通信簿(2020年まとめ)
→鉄道会社の社長なのに、ぬれ煎餅を販売して、映画も作ったスゴい人
銚子電鉄の姿からは、どんな逆境にもめげないポジティブさを教えてくれますよ。
ビジネスに行き詰まっている時の発想の転換に一役買ってくれる、そんな銚子電鉄の経営戦略がつまった一冊です。
上の写真の車両は、営団地下鉄で1959年に運行していた車両が銚子電鉄に譲渡されたものです。
(2015年に引退をしたので、現在は運行していません)
様々な方面の力に支えられながら存続している銚子電鉄ですが、町の景観の一部として、どの絵にも必ず写り込んでいる姿は、地元の方々の足としても、町のシンボルとしても欠かせない鉄道なのだということを感じさせられました。
キャベツ畑の中を縫うように車を進めると、視界が開けるように眼前に太平洋が広がってきます。
犬吠埼に到着しました!

ダイナミックに太平洋が波立つ姿は、まさに東映映画の冒頭で慣れ親しんだ波そのものです。
広大な犬吠埼から荒磯に波と同じ景色を探すのは至難の業ですので、近くにいた方に聞き込みをしたところ、灯台の向こう側にあるとのこと。

移動の途中には、浜辺らしく貝焼き屋さんがありました。

太平洋を一望しながらいただく海産物は、美味しさもひとしおですね。

灯台の麓に移動をし、階段で岩場に降ります。
すると、階段を降りたその延長線上に3つの岩が!

ありました!

階段を降りて、すぐに見つけることができます。
比較してみます。

波は立っていませんが、構図はそっくりです。
※この記事の写真は、2013年11月に撮影したものです。
現在は岩場に降りることができませんが、上から見下ろす形でその景色を拝むことはできますよ。
目的の、日本で有名な波を背景にして「じゃっぱーん!」も叫びましたよ!
※何度も書きますが、この記事の写真は、2013年11月に撮影したものです。(念の為…)


いやぁ、嬉しかったね~!

…思ったんだけどね?

くまくま、なに?

60年も波に打たれてたら、岩の形変わっちゃってr…

…それ以上は言わないで…!
…多少岩の形は変わっているかもしれませんが、荒磯に波はほとんど形を変えずに今も太平洋で波に打たれていますよ!
聖地巡礼をした後は、銚子のお土産をいただきたいですね。
お土産には、銚子の名物・ぬれ煎餅はいかがでしょうか?
今では、耳にすることの多くなったぬれ煎餅。
国内生産量No.1を誇る醤油の町・銚子が産み出したヒット商品です。

お煎餅を醤油に漬けることでしっとりとした食感になり、じんわりと醤油が滲んだ味わいが特徴ですよ。
銚子が発祥地のぬれ煎餅は、経営難に苦しむ銚子電鉄のPRで爆発的にヒットし、一時は銚子電鉄全売上の7割がぬれ煎餅によるものに…!
2020年のぬれ煎餅の売上は前年比1000%という、とんでもない数字も叩き出しました。
まさしく銚子の救世主ですね。
片手で手軽に食べられるので、醤油工場から漂う香りを嗅ぎながらその場で味わうのもまた格別ですよ!
日が傾いてきたら、こちらも有名な九十九里浜に足を運んでみましょう。
千葉県の刑部岬から太東岬を繋ぐ全長66kmの日本第2位の長さを誇る砂浜です。
銚子から刑部岬までは車で20分ほどの距離で移動できますよ。
どうして日が傾いてから訪れたいのかというと…?

とても美しい夜景が眺められるからです!
終日無料で利用できる展望台からは、飯岡漁港の灯火と遥か遠くまで続く九十九里浜の海岸線を拝むことができます。
今回のおでかけの移動手段には車を使いましたが、マイカーをお持ちでない方にはレンタカーよりもカーシェアをおすすめします。
サービスに登録した利用者の間で、車を共同で使用すること。
利便性が良く、利用者間での回転が高い。
さらに人件費がかからない為、目的に合わせた細かな時間内で費用を抑えて利用することができる。
全てのやり取りがネットで完結
レンタカーの場合、お店に赴き申込用紙を記入して自動車賃貸証を作成する必要があります。
これは、借りる度にその都度作成しなければなりません。
カーシェアは会員登録さえ済ませてしまえば、あとは予約した時間に自分が選んだステーション(車のある場所)で、車に搭載されたカードリーダーに免許証か会員証をかざすだけでOKです。
利用までの流れが、シンプルでスムーズですね。
ガソリン代や保険代が利用料金に含まれている
レンタカーはガソリンを自費で満タンにして返却することが基本ですが、カーシェアでは返却時の給油は任意です。
メーターの半分以下になった場合に給油するのが目安となっています。

それだと、給油した人が損しないの?
車内に事業者が提供している専用の給油カードが設けられているので、利用者の負担はゼロです。
業者によっては、給油した場合は利用料金が割引になることもあるので積極的に給油したいですね。

次に使う人のためにもなるもんね!
利用場所が制限されない
カーシェアは複数の会社を組み合わせることによって、全国様々な場所で借りることができます。
自宅の近くにあれば、マイカー代わりにどんどん使えますね。
カレコ・カーシェアリングクラブがおすすめ
おすすめのカーシェア会社は、カレコ・カーシェアリングクラブ車を借りられるステーションの数もシェア第2位と、借りたい場所で借りやすいのもポイントが高いですよ!
ドライブは、好きな時に好きな場所へ行けるのが魅力。
カーシェアを活用して気になる場所までサクッと出かけてみると、とてもいい気分転換になりますよ!
→横浜みとなみらいの深夜ドライブは、夜景が貸し切り状態!真夜中に散策してみた!

誰もが一度は見たことのあるであろう、東映映画のオープニング映像。
千葉県の犬吠埼で撮影された風景は、今でも気軽に見ることができます。
また、犬吠埼のある銚子には、ユニークな経営で幾度となく経営難を乗り越えてきた銚子電鉄の鉄道が走っています。
時間があれば、全10駅・約6.4kmを20分で繋ぐローカル鉄道に揺られながら銚子の町並みを眺めてみるのもいかがでしょうか?
お得なフリーきっぷも用意されていますよ!
→銚子電鉄のサイト
海辺に位置する関東最東端の町・銚子は、荒磯に波だけでなく町全体が見どころ満載です!
逆接の「にもかかわらず」には「関」の字は使いません。
「関係なく」「関与せず」という意味の「関わらず」とは異なります。